福圓寺 本堂と老梅

境内のご案内

境内前景

桜の並木を抜けて山門を潜れば鐘楼が目に入り、参道の先に白砂のながれる静寂な境内に本尊阿弥陀如来の安置される本堂が構えます。本堂前庭は閑寂にして、晴れの陽しずむ夕刻には境内がおだやかな夕焼けにつつまれます。

本殿前に広がる白砂の流れる枯山水は静寂に、慈母観音、鐘楼が浮かび、境内の植栽に加えて西方遮りなき空を借景としています。

いつも花とご供物が絶えることのない精舎を皆様にご案内いたします。

鐘楼

鐘楼

昭和18年梵鐘を戦争のため、国に献納いたしましたが、シンボルたる梵鐘の復活を願う檀家委員会により浄財を募り、昭和24年に120貫の梵鐘は開眼しました。京都より国鉄の列車に運ばれ、駅からは檀家衆で牛車に置かれた梵鐘を、白布の引綱である善(ぜん)をみなで行列となって、引き引き賑やかに寺まで運ばれました。山門と共に平成12年に今の場所に配置されました。

福圓寺梵鐘

本堂

本堂内

平成12年福圓寺大改装の折、新築されました。7間四面寺宮建築、尾垂木、三手先斗きょうなどの在来工法を使った木造建築です。 
木組みの重厚さと、暖かみと明るさがここちよい本堂でございます。

本堂

聖光殿

庫裏 聖光殿

仏事や食事の調え、寺務所、並に法要控室、各種会合、茶室など、檀信徒の皆様のくつろぎの場所として、また写経、料理教室、事務室ではパソコン教室など楽しく学ぶ場としてお使いいただいております。
阿弥陀如来様が安置されています。

聖光殿 弥陀三尊様

納骨堂

納骨堂

昭和41年に竣工いたしました。平成の本堂新設の際に、引き屋を行い今の位置となりました。

慈母観世音菩薩

慈母観音像

太平洋戦争時の英霊を忘れることなく供養するために平成六年に開眼致しました。
平成5年五月の朝、武元上人本堂でお勤めの折、平成6年は太平洋戦争終結50年目であり、戦没者英霊は45柱あり、無縁となられた方も半数に達しおり今日の復興と繁栄の陰に、この尊い犠牲を忘れてはならないと観世音菩薩建立発願を志しました。壇信徒の皆様の浄財喜捨を賜り平成6年11月3日に入佛開眼法要となりました。毎年、慈母観世音菩薩お逮夜祭と福円寺檀信徒出身英霊の供養が行なわれています。

戦没者英霊の碑

永代供養墓「もやいの塔」

もやいの塔

永代供養墓「もやいの塔」

もやいの塔は今の時代に相応したお墓の新しいかたちとして、家ごとにあるような従来のお墓ではなく、どなたでもひとりひとりがそれぞれに選べるようにと建立された個人のためのお墓です。 観音様に集えますように観音様の傍に建設致しました。
詳しくはこちらをご覧下さい。

福圓寺のあゆみをどうぞ。合掌

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