木魚とは

五重相伝受者の方より、木魚について質問がありましたので掲載いたします。

「木魚について」
天台宗、禅宗、浄土宗などで用いられており、魚は日夜を問わず目を閉じないことから、修行に精進することの象徴で、たたくことで煩悩を吐き出させる、という意味もあります。楽器として用いられることもあるようです。
各宗派とも、主にお経を読む場合に用いますが、浄土宗では、念仏を称える時に、一定のリズムで念仏が称え易いようにする為の道具として用います。
木魚は通常、経机の右側(右膝の前あたり)に置きます。木魚座布団の上に木魚を置き、ナム アミ ダブ と称えながらナムで一回 アミで一回 ダブで一回 と木魚のリズムにあわせて念仏を称えます。また、間打ちといって、ナムアミダブと念仏の間に入れる場合もありますが、これは僧侶がお寺などで法要をする場合の特別な打ち方です。
木魚はお仏具ですので、使用しない時は、足などで蹴ったりしないように木魚と木魚座布団の間の窪みにバイを横向きに挟んで寝かせ、経机の右横あたりに置いておくのがよいと思います。