秀逸上人祥月命日合掌会
昨 日は、先々代 中興 冨永秀逸上人の五十三回忌祥月命日でした。毎年8月23日には多くの念仏同行の参詣を頂き念仏回向の後、皆で秀逸上人の遺影を囲み、遺徳を偲びながら会食 いたします。昭和6年に福圓寺住職拝命後 戦前 戦中 戦後の動乱の時代に数々の功績を残され、今の福圓寺の礎を築かれた上人の功績を讃え、数名の方は千鳥足にて家路につかれました。
お檀家ブログ スタート
今日お檀家ブログが正式にスタートいたしました。数名のお檀家の方々のご協力で、数日に一度程度ですが更新されると思います。どうぞ宜しくお願いいたします。
宜しければ、日々竜笛、お檀家ブログにコメント投稿いただければうれしく思います。福圓寺ホームページのブログが、お檀家の方々や、これからご縁の出来る方々の交流の場になればこれに過ぎたるものはありません。
今日の一言
台風10号も去り、福圓寺境内にもやっと静寂の一時が戻ってきました。午前中お檀家の法事に伺い、戻ってみると境内いたるところに沢山の瓦礫や落ち葉が散乱 しております。お蔭様で建物等に大きな被害はありませんでしたが、自然の猛威の前には人間の力など為すすべも無いことを思い知らされ、今日の一言をしたた めて見ました。
今日の一言 : 日一日、一息一息を おかげさま で生かさせていただいている事に感謝しつつ、明日の朝 若し目が覚めたなら、精一杯自分の与えられた職に励ませていただきます。「この秋は雨か嵐か知らねども、今日の仕事の田草とるなり」合掌
お盆を終えて
昨日で当山のお盆行事もすべて終了いたしました。今年も細部にわたりご協力いただいた総ての方々に心より感謝申し上げます。
今 年は例年になく暑いお盆でした。お檀家参りも8月10日より始まり、13日から15日のお盆期間中は、早朝6時にお寺を出発し、その日の一軒目のお宅は午 前7時前に到着、13日と14日の最後のお宅は午後11時近くになるというスケジュールで、前住職にもかなりの軒数をお手伝い頂き、弟の和元と手分けをし て都合300軒近くのお檀家ご先祖様の盂蘭盆供養をさせていただきました。お檀家各家のお仏壇に手を合わせていると、皆様方のご先祖に対するお気持ちが伝 わってきます。お盆を終え、心地よい疲れが体にのこり、まだ来ない秋の気配を少し感じています。
お 盆期間中にお配り致しました、福圓寺「勢至菩薩様」のお札は「御守」として免許証やお財布などに入れて身に付けておいてください。まだ頂いておられない 方、また他のお方にも差し上げたい方、お寺にたくさん準備しておりますので申し出下さい。ご遠方のお方は郵送いたします。
今 年は例年になく暑いお盆でした。お檀家参りも8月10日より始まり、13日から15日のお盆期間中は、早朝6時にお寺を出発し、その日の一軒目のお宅は午 前7時前に到着、13日と14日の最後のお宅は午後11時近くになるというスケジュールで、前住職にもかなりの軒数をお手伝い頂き、弟の和元と手分けをし て都合300軒近くのお檀家ご先祖様の盂蘭盆供養をさせていただきました。お檀家各家のお仏壇に手を合わせていると、皆様方のご先祖に対するお気持ちが伝 わってきます。お盆を終え、心地よい疲れが体にのこり、まだ来ない秋の気配を少し感じています。
お 盆期間中にお配り致しました、福圓寺「勢至菩薩様」のお札は「御守」として免許証やお財布などに入れて身に付けておいてください。まだ頂いておられない 方、また他のお方にも差し上げたい方、お寺にたくさん準備しておりますので申し出下さい。ご遠方のお方は郵送いたします。
お盆の迎え提灯
本 堂前、納骨堂前など、境内の隅々にいたるまで、盆の迎えちょうちんの飾りが今日整いました。毎年数名の世話人の方や有志の方が、支柱をたて、配線をし、電 球を取り付け、お檀家の皆様方が13日のご先祖のお迎え、そして15日の送りが気持ちよく出来るように陰で支えて頂いております。
猛暑に想う
今日で法要門中(寺同士の法要助け合い隣組)すべてのお施餓鬼法要が終わり、明日からいよいよ お盆の棚経(お檀家へのお参り)が始まります。
今年は各地で災害をもたらした7月末までの長い長い梅雨が終わると、毎日のように35度を超す真夏日が続き、猛暑という言葉が似合う夏になりそうな気配です。地球全体の気候がかなり急速に変化して来ていることを感じます。
こ の世の中は、すべてのものが互いに相互関係を保ちながら存在しています。にもかかわらず、人間だけが自分一人で生きているような錯覚をおこし、その自分を 成り立たせている他の存在を無視して孤高を誇示し続けてきた結果が、今の自然環境の変化に繋がっているのは間違いありません。
浄土教は「共生(ともいき)」を大切にします。
東京芝の「増上寺」の法主だった、椎尾弁匡先生(1871年没)は「こころ生き、身生き、事生き、物も行き、人みな生きる」と言われ、共に生きることの大切さを説かれています。
私たちは、互いに関連しあいながら、自然と共に生かされつつ生きている事に気付き、感謝しながら謙虚に生きて行きたいものです。
今年は各地で災害をもたらした7月末までの長い長い梅雨が終わると、毎日のように35度を超す真夏日が続き、猛暑という言葉が似合う夏になりそうな気配です。地球全体の気候がかなり急速に変化して来ていることを感じます。
こ の世の中は、すべてのものが互いに相互関係を保ちながら存在しています。にもかかわらず、人間だけが自分一人で生きているような錯覚をおこし、その自分を 成り立たせている他の存在を無視して孤高を誇示し続けてきた結果が、今の自然環境の変化に繋がっているのは間違いありません。
浄土教は「共生(ともいき)」を大切にします。
東京芝の「増上寺」の法主だった、椎尾弁匡先生(1871年没)は「こころ生き、身生き、事生き、物も行き、人みな生きる」と言われ、共に生きることの大切さを説かれています。
私たちは、互いに関連しあいながら、自然と共に生かされつつ生きている事に気付き、感謝しながら謙虚に生きて行きたいものです。
お施餓鬼法要が無事終わりました
毎年8月5日恒例の、当山お施餓鬼法要が田川門中寺院の和尚様方随喜のもと、200名近い参詣者のお焼香を頂き、700霊位を超す檀信徒先亡のご供養と共に、施餓鬼の作法により無縁の餓鬼に対しての施しが行なわれました。
施餓鬼とは、お釈迦様の10大弟子の一人 阿難尊者 が18歳の折、山中で修行中に1匹の餓鬼に出会い、その餓鬼から「おまえの命はあと3日しかない」と言われたことに驚き、お釈迦様の教えのもと施餓鬼の作 法により無数の餓鬼に食を供養し、その功徳によって3日の命が後62年間 80歳まで命を頂き、後世に残る経典(お釈迦様の御説法)の多くを書き残すことが出来た功徳を偲び、祖先対幅、一切の生物の霊を慰め、自らの福徳延寿を願 う法会です。
参「仏事のご案内」も参照下さい。
施餓鬼とは、お釈迦様の10大弟子の一人 阿難尊者 が18歳の折、山中で修行中に1匹の餓鬼に出会い、その餓鬼から「おまえの命はあと3日しかない」と言われたことに驚き、お釈迦様の教えのもと施餓鬼の作 法により無数の餓鬼に食を供養し、その功徳によって3日の命が後62年間 80歳まで命を頂き、後世に残る経典(お釈迦様の御説法)の多くを書き残すことが出来た功徳を偲び、祖先対幅、一切の生物の霊を慰め、自らの福徳延寿を願 う法会です。
参「仏事のご案内」も参照下さい。
久々の来訪者
今日久しぶりに、“方城炭鉱慰霊供養”のページで紹介している、「三菱方城炭鉱殉職者の大位牌」を6年前に修復・彩色してくださった仏師さんが見えて、当時(6年前)の位牌彩色の話につい時間を忘れて話し込んでしまいました。
仏師さんいわく『慰霊供養のページに出てくる霊感のある人とは自分の身内の者のことで、その人が言うには「10日ほど前に不思議なことがあって、以前(6年前)のように殉職者の方々の霊が現れて、方城の地下に90数年間眠っている、遺体も見つからない自分たちの魂の帰る場所がやっと定まった、と言ってたいへん喜んでおられた」との事、6年前のことを思い出し、お寺にこのことを伝えておかねばと、お知らせに来ました。』と言うことでした。
どれほど科学が発達しようとも、人間の常識で考えられないことが時に私たちの身の回りで起こるものです。
大正3年の事故からあと数年で100年を迎えます。今の私たちの生活の陰に、これらの方々の尊い命の犠牲があることを決して忘れてはならないと感じます。
仏師さんいわく『慰霊供養のページに出てくる霊感のある人とは自分の身内の者のことで、その人が言うには「10日ほど前に不思議なことがあって、以前(6年前)のように殉職者の方々の霊が現れて、方城の地下に90数年間眠っている、遺体も見つからない自分たちの魂の帰る場所がやっと定まった、と言ってたいへん喜んでおられた」との事、6年前のことを思い出し、お寺にこのことを伝えておかねばと、お知らせに来ました。』と言うことでした。
どれほど科学が発達しようとも、人間の常識で考えられないことが時に私たちの身の回りで起こるものです。
大正3年の事故からあと数年で100年を迎えます。今の私たちの生活の陰に、これらの方々の尊い命の犠牲があることを決して忘れてはならないと感じます。