2006年10月アーカイブ

本性

10月 28日
福圓寺境内にはたくさんの木々が植えられています。毎年秋になると、夏の間に元気よく伸びた木々の枝がここぞとばかりに背伸びをしています。今年も例年の如く多くの木々が枝葉を伸ばしていますが、とくに今年はカイヅカの枝にスギの葉が目立ちます。カイヅカは本名 カイヅカイブキと言うそうですが、元々スギの木を台木にして改良された木なので、時折 スギの木の本性(ギザギザして痛い葉)が出て来ます。自然界に生きるものは、我々人間も含めて、本来自分の持つ本性を振り払うことは出来にくいようです。合掌

近況

10月 17日

一週間ほど“ブログ”ご無沙汰している間に、つい先日まで鳴いていた小さな虫の声が、ふと気がつくと聞こえなくなり、最近まで小金いろに染まっていた田んぼも広々として、時折 刈り取った後の藁を燃やす風景が、季節の移り変わりを感じさせてくれます。 明治初期まで福圓寺と縁のあった(金田)稲荷神社の秋の大祭が今月14日・15日に行なわれ、武者人形で飾られた見事な山笠が町を練り歩いていました。

中秋の名月

10月 10日

9月8日 午前5時30分の名月です。一年に一度の楽しみですが、これほどの名月が境内から拝めるのは久しぶりです。この後 午前6時より毎月一度の朝念仏会が行なわれ、30名程の檀信徒の参詣があり、1時間 唯一向に念仏三昧いたしました。法然上人のお言葉に「時々別時の念仏を修して 身をも 心をも 励まし整え進むべきなり」とあるように、同行皆で、一月間たまった心の塵や垢を阿弥陀如来様の前できれいに掃除することが出来ました。 「月影の いたらぬ里は なけれども ながむる人の 心にぞすむ」合掌

伊方小学校運動会

10月 9日

先日、10月4日(水曜日)、雨天のため延期になっていた伊方小学校の運動会がありました。以前に比べれば児童の数もかなり減少してはいますが、子供たちは元気いっぱい、大いに日ごろの成果を出して頑張っていました。方城から遠方に行かれている方々には懐かしい風景ではないかと思い、近況報告のつもりで掲載いたします。 ふるさとの子供たちは元気です! 旧福円寺境内地は(昭和16年まで)伊方校の隣にあり、当時 伊方小学校念仏三羽烏といわれた越智先生(旧姓渡辺先生)、樋口先生、小出先生という教育界を代表するような先生方が念仏に没頭された所です。小出先生、越智先生(今年1月死去)はお浄土の人となっておられますが、樋口先生は100歳を前に、まだまだお達者だと聞いております。懐かしい方はコメント投稿下さい。合掌